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2017年04月16日

ポテチ品薄商法

今日は日曜日ですので、先週と書いた方が良さそうですが、
先週、ポテトチップスが品薄だという情報が流れました。知ってる方多いと思います。
昨年の北海道の台風の影響で道内の産地のじゃがいもの収穫量が少なかった影響と報道されております。
最初はポテトチップス全体が品薄だという情報が流れ、、、次にピザ味が欠品になると流れました。

私、暇だね〜と言われそうなんですが、スーパー・薬局等に行くたびにお菓子売り場に行ってポテトチップスの陳列状況をみているんですが・・・

報道前、報道後を比べ、、、ポテトチップスの在庫がひっ迫しているようには全く思えません。
普段と全く変わらない、というか通常陳列棚だけではなく、特設コーナーで販売している店舗すらあります。
価格はカルビーのうすしお味・のりしお・コンソメ味、60gで78円のところが多く、58円で特売をかけている店舗もありました。
在庫は十分あるように思います。むしろ、テレビで品薄情報が流れたことで普段ポテトを買わない人も買っているのではないかなと思ってまして、買い物かごにポテチを入れてる人、多いです。笑
この機会に在庫を吐いてしまえ〜、と言わんばかりの勢い。

販売が中止と報道されたピザ味の方ですが、こちらは棚から商品がない店舗がありました。
棚に商品が並んでいる店舗では、1袋128円だったか・・・108円だったか、恐らく通常価格で売ってるんだと思うんですが、大量にピザ味を買い物かごに入れて買ってる方を見かけました。
さすが・・・販売中止と言われると・・・買っておきたい心理。


私はポテチって、店舗から在庫がなくなることはないと思っております。

北海道のポテト農家から聞いた話なんですが、日本の大手2社、カルビーと湖池屋。
このメーカーがJA・生産法人と契約を結んで栽培させて、出来たじゃがいもを全量買い取る仕組みになっているんだそうです。じゃがいもの品種はメーカーが指定・持ち込みます。 これは皆さんが知ってる男爵とかメークインとかとは全く違う品種でポテチに加工するのに向く品種になっています。

テレビで報道されたポテトの不作ですが、ポテチ加工用の畑も被害を受けておりますが、ポテチ外の用途のものも被害を受けておりまして、北海道のじゃがいもが例年の〇%の収量だったため、ポテチの原料となるポテトが不足して商品が品薄となる・・・という風には単純にはならないようです。

もう少し説明が必要ですが、メーカーもバカではないので、リスクを分散します。
詳細は知りませんので、例として書きますが、例えばカルビーポテトチップスのじゃがいも品種はA、産地と生産目標量は北海道旭川200t・帯広200t・芽室200t・広島県北広島町200t・カリフォルニア州500tという具合。たとえ旭川で不作となったとしても他の産地から原料が仕入れられるようです。これで必要量の130%程の生産計画を立てると。
ですので原料が足りないという事は起こりにくいそうです。

ピザ味が欠品になるのは、北海道の産地で栽培させる比重が高かったのかもしれません。本当に足りないのなら昨年10月の段階で欠品や値上げになっても良さそうですが、4月までは通常に販売されてて、突然品切れって・・・ピザ味用のポテトは海外の産地のものを使ってたけど、それを全て使ってしまい品切れとなりました、と。

恐らくですが、薄切り向けポテトチップス用・ギザギザ切りのピザ味用・厚切りの堅あげ用、こんな感じで品種が違えば産地も違っているのだと思います。 ピザ用のじゃがいもは計画していたロットが小さく不足しやすい状況にあったと。

今回の品薄情報、、、メーカーとメディアの忖度?この言葉は印象悪いんですが(笑)、忖度があったかどうかわかりません。というか無いでしょうが。笑、、、実は欠品になるのはギザギザ切りようのポテトが無いだけで薄切り用・厚切り用は海外産の原料が十分あるのではないでしょうか。

以上の私の推測が当たってるかどうかはわかりませんが。

以前、四季報の湖池屋の見出しで【老舗の意地】というのを見て滑稽に思ったのですが、、、意地だけで原料不足を補えるものではありません。当初予定してた産地では足りないから他所から仕入れるという事ができません。1産地の栽培が不調になったところで会社の経営が傾かないように予めリスクは分散しておりますので。 ですので意地もくそもないだろ!と思ったわけです。

むしろ・・・カリフォルニア産の在庫が実は余ってて、、、品薄情報を流すことによって過剰にある在庫をこの機会に一掃してしまおう!くらいに思ってるのではないかと勘ぐってしまいます。笑


店舗でポテチの在庫や価格を気にかけてみているうちに、、、1袋58円って安いじゃんと思ってしまい、私も2袋程買ってみました。年間1袋食べるか食べないかという私が・・・。
もしかしたら、私のように品薄を疑って気に掛けているうちに最後は買ってしまう人がどのくらいの割合で消費行動を起こすかというマーケティングも済ませてて、「品薄商法」と並行して「品薄疑い商法」も展開していたのかもしれません。笑


余談になりますが、、、私がメーカーで営業の仕事をしていた時に品薄商法はよくやっておりました。笑
商品が品薄となっておりますが、私に1000袋程の裁量が与えられてまして、今ならそのうちの500袋程はお売りできるんですが・・・。どうしましょう?必要ないようでしたら他の取引先に連絡しないといけませんので本日中にお返事ください。
という電話を全取引先にするわけで・・・。笑
売上が伸びない月は、どれか品薄にするか?という事をかいぎd・・・

自分の経験則からポテチの在庫を疑ってしまいました。笑
posted by いぽ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他